大学に通いながら浪人!仮面浪人のメリット、デメリットとは
第一志望の大学に落ちて浪人するか悩んでいるがつらい浪人生活は嫌だ!
という人は多いと思います。
そんな人に向けて今回、"仮面浪人"というもう1つの選択肢とそのメリット、デメリットについて紹介していこうと思います。
目次
▶まとめ
仮面浪人とは
そもそも仮面浪人とは普通の浪人とは違い大学に通いながら受験勉強をすることを言います。
そして在学しながら受験して合格すれば通っている大学を中退して新しい大学へ入学し直すことができるというものです。
2012年度の大学入試では約3万8千人もの仮面浪人での受験生がいたとされており、受験生の一つの選択肢としてなりつつあると考えられます。
仮面浪人をする人の理由としては親が浪人を許してくれない、大学入学後に他にやりたいことが見つかった、既に多浪しておりこれ以上浪人できないということなどが多いようです。
仮面浪人のメリット
仮面浪人のメリットとしてあげられるのは
1.学生という地位を保ちながら浪人できる
2.精神的なプレッシャーが少ない
3.普通の浪人生とは違い、多くのことを経験できる
などがあります。
1.学生という地位を保ちながら浪人できる
やはり、仮面浪人をする一番のメリットとしてあげられるのがこれです。
普通に浪人する場合にはそれなりのリスクが伴います、浪人して受験した大学にすべて落ちる、現役の時に受かった大学よりいい大学に受かるとは限らないなどです。
しかし仮面浪人では受験した大学にすべて落ちたりいい大学にうからなくても在学している大学があるという保証ががあります。
つまり普通に浪人するリスクを軽減できるというわけですね。
2.精神的なプレッシャーが比較的少ない
また、浪人生は極端に言えばフリーターやニートなどと社会的な立場は変わりません。
働いていないし学生でもないというわけですから非常に不安定な立場にあるわけです。
しかし仮面浪人では学生という立場が保証されているわけですからこのような不安定なたちであることに対する不安やプレッシャーが軽いという点もメリットもあります。
受験に失敗しても大丈夫という安心感を持てるというわけです。
3.普通の浪人生とは違い、多くのことを経験できる
仮面浪人では大学に通いながら受験勉強するわけですから普通の浪人生とは違い大学生活を経験しながら浪人できます。
つまり、大学生活の予習ができるというわけですね。
学部、学科選びや友達作り、サークル選びなど最初の大学で上手くいかなかったことを新しい大学で活かすことができるということもメリットですね。
仮面浪人のデメリット
仮面浪人のデメリットとしてあげられるのは
1.勉強時間を確保しづらい
2.お金がかかる
3.モチベーションを維持するのが難しい
などがあります。
1.勉強時間を確保しづらい
仮面浪人では一日中受験勉強に時間を充てられる浪人生とは違い大学で単位を取りながら受験勉強をするため必然的に勉強時間が確保しづらいです。
そのため効率良く勉強をする必要が出てきます。
勉強時間を確保するために履修する授業を少なくしたりする人も多いようです。
2.お金がかかる
仮面浪人では大学に通うということなので国立大学では80万円私立大学ではおよそ100万円から150万円の学費を払わなければなりません。
予備校に通うなどとなるとさらにお金がかかるため経済的な負担はかなり大きいでしょう。
3.モチベーションを維持するのが難しい
仮面浪人ではサークル活動やコンパ、遊びの誘いなどとにかく周りからの誘惑がおおく辛い受験勉強を続けるモチベーションを維持できずに途中で断念する人も多いです。
そのため仮面浪人をするには志望大学に対する強い思いと覚悟必要となるでしょう。
まとめ
このように仮面浪人では一見、精神的なプレッシャーなどが軽くてやりやすいなどのようなメリットも多いですが。
その分、多くのデメリットも有り一長一短の選択肢であると思われます。
そのため、勉強は短時間で効率的にできる人や志望大学に強いこだわりがあり、大学に通いながらでも勉強を続けられるモチベーションがあるという人は
一つの選択肢として仮面浪人を検討してみるのも良いと思います。